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2005年FIAジュニア世界ラリー選手権(JWRC)
第6戦:「ラリー・ドイチェランド」(8月26〜28日)
2005年8月27日
スズキ、レグ2を3位・4位・5位でフィニッシュ
スイフト スーパー1600、ターマックラリーで初のステージベストタイムをマーク!

 JWRC第6戦「ラリー・ドイチェランド」は8月27日(土)、レグ2を迎えた。サービスパークのあるボスタルジー近郊に設けられたスペシャルステージ(SS:競技区間)は7ヵ所(SS総距離145.94km)、レグ2総走行距離538.94kmで競技は行われた。ガイ・ウィルクス(イギリス)がSS11でトップタイムをマークし3位をキープ、ニューマシン「スズキ スイフト スーパー1600」にターマックラリー初のステージベストタイムをもたらした。4位にP-G アンダーソン(スウェーデン)、5位コスティ・カタヤマキ(フィンランド)と、トップ5に3台のスズキが入っている。


ターマックラリーで表彰台を狙うガイ・ウィルクスのスズキ スイフト スーパー1600

 雲は多いがレグ2も好天に恵まれ、路面はドライコンディション。ラフなコンクリート路面で悪名高いバウムホルダー軍事演習場ステージ、29.57kmのパンツァープラッテや、ザンクト・ヴェンデル市街地コースなどバラエティに富んだレグ2は、このラリーの最大の難所といわれていた。
 ニューマシン「スズキ スイフト スーパー1600」をドライブするガイ・ウィルクスは、この日最初のステージSS7でセカンドベストタイムを刻み、好スタートを切った。SS8ではコーナーで大きくスライド、溝に落ちて左リヤタイヤをパンクしタイムロス。しかし、SS11、エルツヴァイラーでベストタイムをマーク。スイフト スーパー1600のポテンシャルの高さとスピードを披露し、このレグ2も3位をキープした。チームメイトのP-G アンダーソン(スウェーデン)はパンクなどでタイムロスするが4位、イグニス スーパー1600を駆るコスティ・カタヤマキ(フィンランド)も慎重に走り切り5位のポジションと、レグ2もトップ5にスズキの3台が入っている。パヴェル・ヴァロウセク(チェコ)はマシントラブルなどで後退するが、8位入賞のポジションをキープしている。レグ2を再スタートしたマルティン・プロコップ(チェコ)はSS11、メカニカルトラブルでリタイヤとなった。
 レグ2もトップはシトロエン・C2のダニエル・ソルド(スペイン)、2位にクリス・ミーク(イギリス)が続く。

 JWRC第6戦「ラリー・ドイチェランド」は8月28日(日)、いよいよ最終レグ3を迎える。ボスタルジー近郊に設けられたSSは6ヵ所(SS総距離90.08km、レグ3総走行距離272.41km)。レグ3最後にザンクト・ヴェンデル市街地コースを走ったラリーカーは14時03分にサービスパークでパルクフェルメ(車輌保管)に入り、トリアーに移動。16時30分、ポルタニグラ前に設けられたポディウムでフィニッシュのセレモニーが行われる。

2004 FIA JWRCドライバーズチャンピオン
P-G アンダーソン【Car No.31スズキ スイフト スーパー1600】
レグ2 4位

 4位でレグ2を迎えたP-G アンダーソン。午前中は前日と同様、ジャンクションでのオーバーシュートなどでタイムロス。ワールドラリーカー(WRカー)に道を譲るために停止を余儀なくされた場面もあった。午後はパンクに見舞われたものの、大きなタイムロスもなく、レグ2を終えた。
「ドライで良かった。ほんの少しだが、自信を持ってペースアップすることができた。オーバーシュートは僕のミスだ。きちんとペースノートを聴いていなかった。SS8では、路肩に停止していたWRカーをパスしたが、その後、また走り出したので、頭を抑えてしまうよりも行かせた方がいいと判断してこちらが停止したんだ。3位との差はたった20秒。午後のパンクさえなかったら状況は違っていたはずだ」
ガイ・ウィルクス/フィル・プー【Car No.32スズキ スイフト スーパー1600】
レグ2 3位
、ステージベストタイム1回
 限界を超えたアタックはせず、堅調なペースを守ることを重視してレグ2に臨んだガイ・ウィルクス。1回目のパンツァープラッテで大きくスライド、溝に落ちてパンクを喫してしまう。午後は、ブレーキバランスが悪化して何度かスライドアウトする局面もあったが、残り3つのSS前のサービスでこの問題は解消している。
「レグ1のSSよりも今日の方が好きだね。コーナーのつながりがいいから、自然とリズムに乗ることができた。パンツァープラッテをはじめとするバウムホルダーのステージにはあちこちにワナがあったから、リスクを冒しすぎないように心がけた。それでもスライドして溝にハマってしまい、パンクしてしまった。おそらく溝の中に岩があったんだと思う。ブレーキバランスもどんどん悪くなってしまった。前進ではなく後退、今日はそういう印象だ」
コスティ・カタヤマキ/ティモ・アランネ【Car No.33スズキ イグニス スーパー1600】
レグ2 5位

 5位でレグ2をスタートしたコスティ・カタヤマキ。この日もトラブルフリーで快走した。イグニス スーパー1600は完璧な信頼性を見せ、カタヤマキもまったく隙のないドライビングを披露した。午前中は観客の投げた石がフロントウィンドーに当たり、一瞬ヒヤリとした場面もあったが、今は明日の最終レグを慎重に走り切ることに神経を集中している。 「ドイチェランド参戦の経験があるから、ある程度予測はついていたし、今のポジションに失望はしていない。難関ステージ揃いのレグ2では、何が起こっても不思議ではない。ドライバーの度胸が試される場所だ。だが、あの投石はいただけない。危険すぎる行為だ。4位とも6位とも大きなギャップが開いているので、それほどプッシュしていない」
パヴェル・ヴァロウセク/ピエランジェロ・スカルヴィーニ【Car No.42スズキ イグニス スーパー 1600】
レグ2 8位

 7位でレグ2をスタートしたパヴェル・ヴァロウセク。SS8でドライブシャフトを破損。さらにギヤボックストラブルも発生して苦しいラリーを強いられたが、どうにか8位でレグ2を完走した。
「とにかくトラブルに苦しめられたよ。なんとかレグ2も完走できて良かった。明日もなんとか乗り切りたいね」
マルティン・プロコップ/ペトル・グロス【Car No.43スズキ イグニス スーパー 1600】
レグ2 リタイヤ

 レグ1の最終SSでリヤアクスルを破損し、リスタート・ルール(再出走の規定)に基づき、レグ2をスタートしたマルティン・プロコップ。ラリーのキャラクターをつかみ、経験を積むことを第一に競技を続けたが、昨日のダメージが原因でメカニカルトラブルが発生し、リタイヤとなった。
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