ラリー前には雨に見舞われたアジャクシオだが、シェイクダウンからレグ3までの4日間は好天に恵まれ、路面はほぼドライコンディションとなった。しかし、日の当たらない箇所には水たまりや濡れた落ち葉があるなど、トリッキーなコンディションがこのラリーを難しくしていた。そんな中、イグニス スーパー1600を駆るコスティ・カタヤマキは、コルシカのバンピーで滑りやすい路面コンディションでのサスペンションセッティングが思うように決まらず苦戦していたが、ほぼノートラブルでこの難しいラリーをフィニッシュし3位表彰台を獲得した。同じくイグニスのウルモ・アーヴァは、初日パンクで大きくタイムロス、レグ2でもマシントラブルで一時8位にまで順位を下げたが、最終レグ3では3番手タイムをマークするなどスピードを見せ4位でラリーを終えた。マルティン・プロコップは、大きなマシントラブルもなく3日間を走り切り7位入賞を果たし、3台のスズキが入賞圏内でフィニッシュした。パヴェル・ヴァロウセクは、シェイクダウンでクラッシュし首に痛みを抱えながらの走行を強いられていた。レグ2のSS5でホイールにダメージを負うアクシデントに見舞われストップ、リスタートルール(再出走の規定)の適用を受け最終日を再スタートしたが、SS10終了後に電気系トラブルにより残念ながらリタイヤとなった。
優勝したのはフィアット・プントのミルコ・バルダッチ(サンマリノ)。優勝すればドライバーズチャンピオンを獲得していたシトロエン・C2のダニエル・ソルド(スペイン)はレグ2後半に電気系トラブルでストップ。リスタートルールの適用を受けレグ3を再スタートし、2位でこのラリーを終えた。この結果、ドライバーズチャンピオン争いは最終戦「ラリー・カタルニア」に持ち越され、チャンピオン候補はスズキのガイ・ウィルクスとシトロエンのダニエル・ソルドの2人に絞られた。ウィルクスが優勝しソルドが8位以下の場合、ドライバーズチャンピオンはウィルクスが獲得することになる。
全8戦で争われる2005年JWRCはいよいよ最終戦を迎える。第8戦「ラリー・カタルニア」は10月28〜30日、スペイン・バルセロナの南西約100kmに位置するサロウをホストタウンに開催されるハイスピードターマックラリーだ。
用意されるSSは15ヵ所(SS総距離358.75km)、総走行距離1341.56kmで競技が行われる。
スズキ スイフト スーパー1600を駆るガイ・ウィルクスのJWRCドライバーズチャンピオン獲得なるか。チームは万全の体制でこの「ラリー・カタルニア」に臨む。
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