レグ1の早朝に降った雨の影響で、場所によってはウェットで滑りやすいコンディションとなった。次第にほぼドライへと変わっていったが、この日の残り2つのステージでは雨が再び降り始めるなど、路面状況が天候によりめまぐるしく変化する難しいコンディションとなった。そんな中、JWRCドライバーズチャンピオン候補の1人、スズキ スイフト スーパー1600をドライブするガイ・ウィルクスがSS1でセカンドベストタイムをマークし、その後もサードベストを連発、SS5ではステージベストタイムをマークするなどスイフト スーパー1600のスピードとポテンシャルの高さを披露。この日の最終SS6終了時点でトップのソルドに6.6秒差の2位のポジションにつけていた。しかしソルドは、シェイクダウンでのエンジントラブルのため新しいエンジンブロックに交換したことがレギュレーション違反となり、レグ1終了後FIAスチュワード・オブ・ミーティングの裁定で60秒のペナルティが課せられることになった。この結果、ウィルクスはレグ1のトップに立ち、2位は3. 2秒差でフィアット・プントのミルコ・バルダッチ(サンマリノ)、3位ソルドとなっている。
4位にはスズキ イグニス スーパー1600を駆るコスティ・カタヤマキが入り、5位ウルモ・アーヴァ、6位マルティン・プロコップ、パヴェル・ヴァロウセクは7位でレグ1を終え、入賞圏内に5台のスズキが入る活躍を見せた。スイフト スーパー1600を駆るP-G アンダーソンは、SS5でブレーキング時に路面に撒き散らされたグラベル(砂利)に乗ってしまいコースオフ。マシンに大きなダメージを受けていたため、残念ながらレグ1でリタイヤとなった。
またこの日の最終ステージSS6は、WRCドライバーのステファン・サラザン(フランス)のアクシデントによりJWRCはソルド、ウィルクス以降は走行できず、ウィルクス以降のドライバーには規定のタイムが与えられた。
JWRC第8戦「ラリー・カタルニア」は、10月29日(土)レグ2を迎える。サロウの北西部に設けられたSSは6ヵ所(SS総距離134.85kmkm)、総走行距離501.15kmで競われる。
2004 FIA JWRCドライバーズチャンピオン
P-G アンダーソン/ヨナス・アンダーソン【Car No.31スズキ スイフト スーパー1600】
レグ1 リタイヤ(SS5)
「リタイヤしたのは自分のミスだ。ブレーキング時にコース上に出ていたグラベルに乗ってしまい、マシンがスライドしてしまった。壁にぶつかってサスペンションとステアリングアームにダメージを負ってしまった。こんなかたちでシーズンを終えるのはとても残念だが、今は来シーズンに向けて前向きに考えることにしている」
ガイ・ウィルクス/フィル・プー【Car No.32スズキ スイフト スーパー1600】
レグ1 1位
「滑りやすいコンディションの中、ステージベストタイムもマークできたし、
納得のいく一日だった。特にハードに攻めているわけではないけど、
ここまで良いペースで走れている。
とにかく僕は優勝を目指して、明日以降も全力で戦う」
コスティ・カタヤマキ/ティモ・アランネ【Car No.33スズキ イグニス スーパー1600】
レグ1 4位
「今日は極力ミスを犯さないように走った。リスクを負ってまで攻めてはいない。ステージはところどころ路面が濡れていて滑りやすかった。ポジション的には良い位置につけているから、明日以降もこのペースを守っていくよ」
ウルモ・アーヴァ/クルダー・シック【Car No.36スズキ イグニス スーパー 1600】
レグ1 5位
「SS2のパンクでかなりタイムをロスした。それ以外は特に問題はないけど、ポジション的にも不満の残る一日だった。明日以降は、状況をみてペースを上げていきたいね」
パヴェル・ヴァロウセク/ペター・スタリー【Car No.42スズキ イグニス スーパー 1600】
レグ1 7位
「SS5では4番手タイムもマークできたけど、パンクでタイムをロスしたのが響いてるね。でも良いリズムをつかめてきているから、明日以降が楽しみだ」
マルティン・プロコップ/ペトル・グロス【Car No.43スズキ イグニス スーパー 1600】
レグ1 6位
「今日はブレーキに少しトラブルがあったけど、あとはトラブルもなく良い感じで走ることが出来た。明日もこの調子を維持して、フィニッシュを目指したい」
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